【2025年最新】キャベツが高い理由とは?価格高騰の原因と安く買うコツ

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最近、スーパーに行くたびに「キャベツ、高いな…」と感じることはありませんか?

キャベツは家庭料理に欠かせない食材の一つですが、ここ最近の価格高騰に悩まされている方も多いかと思います。

「なぜキャベツがこんなに高いの?」「この高騰はいつまで続くの?」と疑問を持つ方のために、今回はキャベツの価格が上がる理由や、その高騰がいつまで続くのかを解説していきます。

さらに、最後にキャベツを安く手に入れるコツまで詳しく解説していきます。

まんまと高いキャベツを買ってしまって、損をしないようにぜひ最後まで読んでいってください!

この記事で分かること
  • キャベツが高騰している理由
  • 今後のキャベツの市場価格予想
  • キャベツを安く買う方法

今、キャベツの市場価格はどうなってる?

引用元:農林水産省

上記のグラフは東京都中央卸売市場の、直近約1年のキャベツの卸売価格の推移になります。

濃い青が「直近1年の価格」、薄い」が「前年の価格」、グレーが「平年値の価格」となっています。

比較的穏やかなグラフに見えますが、2024年の11月頃を境にキャベツの価格が跳ね上がっているのがみてわかるかと思います。

2025年の1月に至っては、前年価格の4.3倍の数値を指しており、いかに現在のキャベツが高騰しているかが分かります。

なぜキャベツの価格が高騰しているのか?

以下では、なぜキャベツの価格が高騰しているのかについて紹介していきます。

天候不良による収穫量の減少

2024年の夏のように、連日の猛暑日、1ヶ月近く雨が降らないなど、近年の異常気象はキャベツの収穫量に大きな影響を与えています。

また気温の急激な変化が続くと、キャベツの成長が遅れ、適性サイズに満たないといった影響も受けています。

主要産地の影響が大きい

日本国内のキャベツの主要産地は群馬、愛知、千葉になっており、出荷量はこの3産地でおおよそ半分を占めています。

そのため、これらの産地で病害や気象条件の悪化による収穫量の減少が起こると、市場全体に影響を及ぼします。

物流費や燃料費の高騰

近年、輸送費の上昇も玉ねぎの価格に影響を与えています。特にガソリン価格の高騰はトラック輸送のコストを押し上げ、流通コストの増加につながっています。

また、農業に欠かせない肥料の価格や、トラクターなどの燃料も上昇しており、これが生産コストの増加となり、最終的にキャベツの価格にも反映されています。

必要資源の価格高騰

美味しい野菜を作るためには、除草剤や害獣対策など、普段私たちが触れることがない農業資材が必須となってきます。

当然、近年はこれらの農業資材も高騰傾向にあります。他にも人件費の増加などが、キャベツに価格高騰に大きな影響を与えています。

キャベツの高騰はいつまで続く?

キャベツが高騰している理由が分かったけど、キャベツの高騰がいつまで続くのかも気になりますよね。

ここからは、今後いつまでキャベツの高騰が続くのかを考察していきましょう。

価格変動の季節的な傾向

キャベツは、春キャベツと秋冬キャベツに分かれます。

  • 春キャベツ:3月から5月にかけてが旬です。この時期のキャベツは、葉が柔らかく、甘みが強いのが特徴です。
  • 秋冬キャベツ:11月から2月にかけてが旬です。こちらは、葉がしっかりしていて、煮込み料理などに向いています。

冒頭のグラフを見ると、平年値はキャベツが旬の時期に少し下がっています。しかし、2024年に限っては反比例するように価格が跳ねがっているのが分かると思います。

これは、例年でれば旬の時期に供給量が増える時期に、収量が激減してしまったことで需要が大きく上回ってしまった結果だと言えます。

そのため、旬の時期の気候には注意しておく必要があります。

今年の収穫状況による見通し

今年の天候や主要産地の生産量によって、価格の動向が大きく変わります。農林水産省や市場の動向をチェックしながら、今後の価格を予測することが大切です。

ただし、天候による影響が続けば、高値が長引く可能性もあるのが難しい点だと言えます。

政府の対策や輸入の影響

政府が野菜の価格安定化のために補助金を出したり、輸入を増やしたりすることで、価格が安定することもあります。

特に、輸入キャベツの流通量が増えれば、一時的に価格が落ち着く可能性があります。

キャベツを安く手に入れる方法

ここまでは価格高騰の話ばかりで、この先が不安と感じてしまった方もいるかもしれません。

しかし、安心してください。ここからは、キャベツをお得に購入する方法をいくつか紹介していきます。

旬の時期にまとめ買いする

キャベツは比較的に長期保存が可能な野菜なため、旬の安い時期に多めに買っておくことも有効です。

ただし、保存方法によって保存期間が変わるので注意が必要です。

キャベツを丸ごとのまま保存する場合は、芯を下にしてポリ袋に入れ、軽く口を閉じて野菜室に入れるのが良いです。この方法であれば、1〜2週間程度は新鮮さを保つことができます。

カットした場合は切り口が乾燥しやすいため、ラップでしっかりと包み、さらにポリ袋に入れて保存します。この場合は、3〜5日を目安に食べきるのが望ましいです。

キャベツを長期保存したい場合、冷凍保存も有効です。まず、キャベツを適当な大きさに切り、サッと茹でてから冷水で冷やします。その後、水気をよく切ってから冷凍用の保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍庫に入れます。

この方法であれば、1ヶ月程度保存することが可能です。ただし、冷凍したキャベツは食感が変わるため、スープや炒め物など、加熱調理する料理に向いています。

産直市場や道の駅を活用する

スーパーよりも産直市場や道の駅では、地元産のキャベツが安く販売されていることがあります。地域の生産者から直接購入することで、地元に農家さんに貢献することもできます!

また、直売所などにある野菜は、スーパーに売られているものより新鮮であるのも魅力の一つです。

規格外品や訳あり品を狙う

形が不揃いだったり、少し傷がついた「訳あり品」は、通常のキャベツより安く購入できることが多いです。

ネット通販や地元の農家直売所で見つかることがあるのでチェックしてみましょう。

規格外品を安く購入できる場所
  • 農家の直売所
  • 地域の産直市場
  • 道の駅
  • 農家のECサイト

まとめ

キャベツの価格が高騰している理由には、天候不良、物流コストの増加、資材の高騰など、さまざまな要因が関係しています。

しかし、価格が落ち着く時期を見極めたり、産直市場や規格外品を活用することで、お得にキャベツを購入することも可能です。

今後も価格の変動に注目しながら、賢くキャベツを購入していきましょう!

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